若年性認知症はとっても進むのが早いです。

 

そこまでではありませんが

パーキンソン病も緩やかに進行していきます。

 

でも、本人はあまりわかりません。

 

ある地域の施設でやっている

週に1回の趣味の教室に来ている60代の方が

3か月前に2回ほど、自転車で転んだと、言っていたそうですが、

その後、お教室でも、言動がちょっと様子がおかしいなあと思っていたのですが、

今では、どうやら週に1回のその教室に

毎日その時間に来て、

教室の準備をしているそうです。

当然他の曜日はやっていないので、

他のクラスなので、その都度地域センターの方が

違いますよ、とお伝えしているそうなのですが。

 

おそらく若年性の認知症を発症され

それも60代とお若いのでどんどん進行していると思います。

 

夫と二人暮らしというその女性、

夫も、ちょっとおかしいなあと思っても、

きっと特に行動も起こさないでしょう。

そして、ある日、大変な事故が起きてしまうかもしれない。

 

そうなる前に、

しかるべき医療機関で診断をしてもらい、

65歳以上であれば地域支援センターへ行き

介護の認定調査をしてもらって

介護保険の公的支援を受けてほしい。

何か大変な事が起きる前に。

 

その地域センターのお教室の担当の人は

「お教室として、他の人の迷惑になるから、

その人にお教室を辞めてもらうために」

ではなく、

 

「奥様のご様子がおかしいので

医療機関で早急に受診された方がいい」

と伝えるために

すぐに夫に連絡をいれてあげてほしい。

 

そういうマニュアルを追加してほしい。

 

そして彼女の周りにいる人も

ちょっとあの人最近おかしいわよね、

と陰でうわさするのではなく、

夫や、子どもがいれば子どもなどの家族に

連絡をいれてあげてほしい。

 

もちろん、言い出しにくいこともわかるし、

そんなこといって、怒られたら、という気持ちもわかる。

 

でもでも。

 

当事者や当事者の家族にはわからないことを

周りの人が支援する、

そんな事が当たり前になるといいな。